水無月で暑気祓い
2023.06.30
みなさんこんにちは!
暑さにてんで弱いスタッフ中村です。年々、夏が辛くなってまいりました。
小学校のころはどうしてあんなに夏がくるとワクワクしたのか…
それはきっと、夏休みがあって、毎日テレビで「子供映画大会」なる番組が放映されていたからでしょう。
今日。6月30日はそんな暑さを祓うための食行事「夏越の祓(なごしのはらえ)」の日です。
一年の半分が過ぎるのを機に、暑気を払って残り半分頑張ろう!ということで水無月という生和菓子を頂くの行事です。
もとは宮中の氷の節句で冬の間に貯蔵した氷を口に含んで暑さを乗り切るという儀式だったようですが、庶民が氷を口にすることは夏は難しく、あくまでVIPのみの行事だったのを氷にみたてた「ういろう」にさらに邪気を祓う「小豆」を乗っけてパワーアップした「水無月」なる菓子を食べて打ち勝とうぜ!という庶民の見立てスキルから生まれたものだとか。
とらやの水無月、小豆の上の寒天がキラキラとして薄い氷か、もしくは浅い清流の水面のようで美しかったです。
「これで、この夏は大丈夫。大丈夫よ、私。」
そう言い聞かせながら水無月を頬張りました。